2015年1月8日木曜日

怒りの矛先



http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150108/k10014527301000.html


「仏全体への攻撃だ」


そう言えるのかもしれない。フランスが大切にする民主主義や自由表現への対抗と言えるのかもしれない。

しかし、その攻撃の抗議としての対象が、フランスやヨーロッパに住むイスラム教の人達にならないように願う。



極右政党フランス国民戦線は、テロリストや殺人犯に対する死刑の復活を求める他、移民の排斥を主な主張している。フランスに限ったことではないが、このような極右政党は西欧で力を伸ばしていて、オランダ・スウェーデン・スイス・イタリアでは国内、欧州議会で議席を伸ばしている。


昨日今日でフランス国内で市民のデモが盛んに行われているようだが、一時的な熱のように可視化されなくとも、今後選挙における国民の極右政党への支持は水面下で伸びていく可能性は上がっていくかもしれない。


テロリストとイスラム系移民は直接的に結び付けて認識されるべきものではない。


#JeSuisCharlie このハッシュタグでtwitterを見ていると、様々な呟きが次から次へと流れてくる。

「表現の自由を支持する」「こんな風刺画を描くべきではない」


そして




「この事件について謝りたい。なぜなら私はイスラム教だから」


これだけに限らず、#NotInMyName のハッシュタグを付け、イスラム教の名のもとで今回のテロを批判する声がたくさんあがっている。

2週間前に私が訪れたあの大好きな場所パリに想いを寄せながらも、私は何もできないことを知ったし、今、パリに、そして西欧、世界に生きるイスラム教の人々が恨まれ排斥されないように。そしてその感情がまたどこかで誰かを苦しめないように。そう願っている。



今何もできない自分を悲観せず、するべき時に冷静に行動できる人間になりたいと思う。



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